
朧流の使い手である飯綱陣九朗(主人公の一人・百姫に取り憑いた悪霊)に仕えている。仕えていて、それでいて陣九朗に惚れきっており、姿が百姫になっていてからも想い続けている。ところどころで百姫になった陣九朗に助言する一方、陣九朗が他の女に触れた時、嫉妬してかしないか冷たい一言も。
化け狐だけあって人の姿になることもできるが、その姿は異姓からは非常に好まれるほどの妖艶な美女。ただし、人の姿になっても耳や尻尾は丸見えである。また、終盤ではある理由から女中になって紛れ込んでいることも。もちろん、狐になって行動していることもある。
百姫に続く、朧村正では2体目の立体化。百姫は一度再販されているので、実質3つめとも言えるが・・・。プレイできないサブキャラクターでありながら百姫編の物語では重要人物であり、ところどころに登場している。色鮮やかな紅葉色の着物や、その着物の上からでもはっきりとわかるほどの魅力あるプロポーションも丁寧に造られています。
また、手に持っている提灯は光らせることができます。使用するには別売のLR41(ボタン型電池)が必要なのですが、この型の電池、実はリボルテックのダンボーと同じやつなんですね。ダンボーをお持ちの方はそれを流用すれば問題ないという。私は先日のダンボーミニのレビューの影響でLR41が余ってるので、そちらからまわしてきました^^
作品名 | 朧村正 |
発売元 | アルター |
販売元 | アルター |
発売日 | 2013/05/09 |
原型製作 | 福元徳宝 |
スケール | 1/8スケール |
全高 | 約240mm |
仕様 | PVC製塗装済み完成品フィギュア・提灯LED内蔵(ボタン型電池 LR41 2個必要) |
撮影使用機材 | PENTAX K-x |


パッケージデザインは、百姫のデザインに近いものになっています。違いは左右が対称、つまり逆になっているのと、描かれている葉のカラーが紺菊らしい橙色のようなものになっているところ。もちろん、名前も違いますが。後ろは同じ構成であり、ウィンドウも同じ櫛を意識したような形になっています。

中身はこんな感じです。フィギュア本体と台座も別パーツで、提灯も本体と手板、フックもそれぞれ別のパーツになっています。
取り付け方とか電池の入れ方などは説明書に記載されていますね。

先に、提灯のパーツをずらり並べておく。成形色で造っているっぽいので、色移りとかもなさそうかな?
提灯は中が空洞なので誤って穴を開けたりしないように注意したいです^^;


全身ぐるりから。人の姿になった美しい女狐の姿。暗闇の中、提灯を構えて、自らの主に道を示しているのでしょうか。膝を合わせて曲げているところや、提灯をやわらかく支える指使いなど、狐ながらも女性らしい仕草が見て取れます。また、その艶やかな顔に加え、その衣装の上からでもはっきりとわかるほどの魅力的肢体が素晴らしい。狐耳や尻尾という人の姿ながら獣らしい特徴を残しつつ、人の服を着るという異様。紅葉模様の着物や提灯などから見せる和風な感じがまた独特の雰囲気をかもしだしています。




着物の着こなしが少し首のところから肩にかけてやや下げる感じで、その隙間から見える白い肌にドキドキ(ニヤニヤ)しますね。
足を前の方に出して曲げている故に、ヒップも少し後ろに突き出した感じで、そのやわらかそうな膨らみもまた素晴らしいこと。


出来は上々な方でしょうか。百姫もよかったですが、紺菊もいい。前述でも触れましたが、提灯に触れる指の感じとかが丁寧で、自然な感じがしています。服のシワ造形や袖の後ろの帯のふわっとしたところなど着物の質感の再現が丁寧、かつ、ボディラインが着物の上でもわかるほどフィット感も魅力的。造形はすこぶるいいのですが、塗装がちとあまいところもあったりで^^;
とは言え、もちろん、何時も通り個別アップも。



まずは顔アップから。百姫もそうでしたが、和風をイメージさせるためか睫の塗り具合や目元のツリ具合もよくあるアニメキャラのとは少し違います。くりくりっとしたものではなくシャープな瞳に、これまたほっそりとした美人顔にある顎のラインなど、やはり特徴的な部分が多いですね。
髪は下ろさずに弧を描くように曲げて後ろにやっており、まとめています。こういうのなんていうんでしたっけ?(知識なしorz
頭には少し焦げたような枯れたような赤い葉が一枚乗っており、よくアニメなどで見た狐や狸がどろんと変化する時に用いる葉のよう。こういうのを髪飾りのように付けているのもまたいいですね。頭から突き出た耳は毛先までよくできていて、内側の部分も申し分ないです。




上からとか横からとか髪造形周りをパシャリ。後ろにまとめた髪は黒い紐で結っていますが、そのまま下ろしているのではなく、一度通してから一回転させて円を造り、また通して余りを垂らしています。特徴的であり、気品のある髪型にも思えますね。
出来自体も、髪の房をひとつひとつ丁寧に造形しており、途中で欠けているところもほとんどない。結っている黒い紐もそのシワ造形たるや、非常に細かいものになっています。
ちょっと惜しかったのが耳の付け根のところの塗装がはみ出ていることでしょうか。まぁ僅かにってぐらいなので遠目じゃ気付かなかったんですけどねw 黒い紐の方は丁寧に塗り分けられていました!
もう何度か触れていますが、衣装の出来映えは申し分ないものです。造形もさることながら塗装も綺麗で言うことないレベル。また、橙色の着物と言っても、ところどころで濃さが違い、濃淡を綺麗に表現しています。お背中側もシワ造形の細かさといい、帯のボリューム感といい見せてくれますな!
なお、ここからは提灯を外して撮っているのも一部ありますので。


鎖骨とかうなじとか! きっちり造られている上に、塗装もいい。
首から肩にかけてのラインも綺麗。色白の肌をこういう風に綺麗に見せられるのは、やはり着物のいいところでしょうか。

その下にはもう見事なほどのたわなな乳房。普通、着物を着る場合は中にはさらしを巻くことが多いので、乳房の形はわかりにくいもの。しかし、紺菊のはその着物を押し上げいるのが明らかで、また、中にさらしはおろか下着を着けている感じもない。窮屈そうに着物の中に収まっています。また、劇中のアニメーションではこれがたゆんたゆんと揺れているのだから、余計にけしからんことこの上ない! 本当に見事・・・見事すぎる乳房で、ぶっちゃけ片方で顔ぐらいのサイズはあるんじゃないかろうか(゚A゚*)

別方向からも。谷間の上のY字のところは少し赤みがあるというか、シャドー処理がされているようで、肌の表現が非常に丁寧。
また、着物も出来がいい。白い縁との境界も丁寧に塗り分けられている他、橙の部分はところどころ濃いところもあるなど濃淡の表現も綺麗。

正面から見ると、もうすげぇ迫力です。まさにこれこそ・・・
_ ∩
( ゚∀゚)彡 おっぱい! おっぱい!
⊂彡
ですよ! もう実際、西瓜並のサイズはあってもおかしくなかろう。なんという量感! 前述のアニメーションであの揺れ具合からして、やわらかさも相当なものに違いない。
これが仮に化けであったとしても構わない! こんなおっぱいにもう枯れ果てるまで甘えたいでふ(*´Д`)ヾ(ーー )ォィ

( ゚∀゚)o彡°おっぱい!おっぱい!

_ ∩
( ゚∀゚)彡 おっぱい! おっぱい!
⊂彡

( ゚∀゚)o彡°おっぱい!おっぱい!

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( ゚∀゚)彡 おっぱい! おっぱい!
⊂彡
と、いろんな角度からその量感を視○して楽しむという何か(ぉぃ できれば下から持ち上げてですね・・・(自重
このおっぱいのところのまた一ついいところは、着物が開き気味になっているため、谷間の真下の隙間がちらちら見えているところですよ。本当に実っているのが丁寧に造られていますわ!!



両腕を包んでいる袖はシワが造り込まれており、その質感が意識された造形になっています。腕にフィットせず、かといってぶかぶかした感じでもないちょうどいい具合になっているのがいい。
塗装はややツヤがある感じですが綺麗で言うことないですね。
左腕なんかは曲げて少し手を上げているため、袖が手首から少し垂れているなどリアルな造りになっている。



左腕の方は長い袂を垂らしています。腕の方に近い上の方は引き締めているため、下に向かってシワがやや広がるように造り込まれています。葉の模様も綺麗にプリントされており、非常に良い出来映え。表はもちろんのこと、裏側もいいね。


帯がやや固さがあるように造られており、そこを縛っている帯締も質感あるような造り。着物との境目の塗装も綺麗に塗り分けられていて、非常に丁寧に造られているのがわかります。
少し服から離れて、提灯にフォーカスを。最初辺りのパーツを組み合わせてこんな感じになります。

右手で支えている重化は下の方を取り外すことができます。
また、取り外すとこのようになっており、ここのネジを外すと、その先にボタン型電池を挿入することが出来るようになっています。ちなみに、このネジが結構小さい。一般的なサイズのドライバーじゃ外せないというのがね


部屋を真っ暗にして光らせてみました。こんな感じです。
提灯というと一般的には橙から白に近い光なのですが、そこはやはり化け狐なためか、異様な淡い青の発光がしております。


手板やフック、重化に取り付けてある紐なども丁寧に造り込まれています。フックの玉はメタリック感ある塗装がされていますね~
また、重化の紐は付け根が細いため、取り扱いには充分に注意したいです。紐自体もやわらかく、誤って手が当たったりするのはあまりよろしくないですね。
なお、手板の方ですが、手に差し込んだりするのではなく間に挟んで保持する仕様です。なので、きっちりフィットしていないと簡単に落ちてしまいますので^^;




その提灯を支えている両手も丁寧に造られています。単純に爪まで造形・塗装がされていることもそうですが、付け根の間の線や関節、手の平の丸み、手首のきゅっと締ったところなど細かいです! 横から見ると、関節のところにきっちり筋が入っているのもわかります!

後ろの方はやはり、大きな帯が目にいきます。綺麗に整えていながらボリュームがあり、また、ふんわりとやわらかい素材というのを感じさせますね。

もちろん、着物の方も申し分ない。筋などがきっちり造形されている他、縁の造りもいい。塗装も綺麗で、こちらも濃淡を上手く使い分けている感じです。
折れたところやシワもリアルで、本当に着物を着させている様に感じられますね。



正面から見ても、そうですが、横から見ると帯の造り込みがよくわかります。折り込んであるところなど丁寧で、かつ、平らにではなく滑らかな段差があるように見えるほど自然な造形ぶり。
また帯締を食い込ませるように間に差し込んでいます。そこもきっちり塗り分けられているなど、恐ろしいほどに完成度が高い(゚A゚;)

おまけに後ろから見えるおっぱい(*´Д`)大きなサイズだからこそ可能な領域(ぇ


おみ足は両膝を合わせて、少し前に曲げています。右足が少し前に出ている感じから、歩いている様にも見えますね。
こちらの裾の方にも葉の模様がプリントされているなど、狐や着物にあったデザイン。


各部アップの前に台座もパシャリ。
紺菊自体が細かいのと同じぐらい、こちらも非常に細かい。全く質感が違い、まさに石で造られた道に見えるほど丁寧な仕上がり。葉や壁も綺麗ですな~。ちなみに、底は百姫と同じく、白いクリアパーツが使われておりました。
ちょうど股と言うか足の付け根の辺りでしょうか。横に綺麗にシワが入っていますね。少しだけ前に足を出しているため、こういうシワができると思いますが、そこもきっちり造られているのが良いね。
また、右腕袖の袂の出来映えも上々。前に出した右太ももと平行になるような感じになっており、連なった葉の模様が絵になります。
膝を曲げているため、着物に膝小僧が少し浮き上がった感じになっているところも再現されており、周りのシワも造形されています。ほんと細かい( ´∀`)b


中に着ている赤いインナーも、シワ造形など造り込まれています。シワのカーブも綺麗ですね~。
厚底の草履も丁寧に造られており、足袋や赤い紐などともきっちり塗り分けられている。足の親指は足袋越しでも少しわかるように造形されているようにも見えますね。
とにかく完成度の高さがすげぇことすげぇこと(゚A゚;)




左右から後ろなどもこの出来映え。着物の裾から足袋にも細かいシワ造形がされています! また、そのシワがリアルな造りで、質感も意識されているでしょうか。
着物の一部が少しふわっと浮き上がっているところなども、表情があっていいですね^^ 足袋は繋ぎ目であるセンターラインも再現されていますな~。



狐を象徴するのが耳ともう一つ、この長い尻尾。その長さもそうですが、毛並みも綺麗。その毛並みがこれまた綺麗に造り込まれています。
フィギュアなのでさすがにごつっとした感じはありますが、この造り込みの細かさはすごいですわ!!
振っている感じは愛嬌があり、妖艶な見た目とのギャップがありますね。しかし、それがいい。獣娘というのはそこがいいのでたまらんですよ(*´∀`)

最後にやはり、乳房に負けず劣らずのこちら。と言っても、こちらは露出しておりませんが、しかし、着物を押し上げんとするのはこちらも同じ。着物越しでもその豊かな形がはっきりとわかります!! 下尻のところにできているシワ造形もそれを物語っています。素晴らしかぁー!!(ぉぃ


別アングルでパシャリとな。見て分かりますが、尻尾との塗り分けも綺麗です。着物と尻尾がそれぞれきっちり造られている上に、この精度とは・・・おそるべし(゚A゚;)
単純に造形・塗装がよく、それでいて精度もいいと、この上ないほどの完成度ですよ!!
ではでは、後は何時もの感じで・・・

この横からのローアングルがなんかいいね! 表情とかエキゾチックなのと、身体のラインがはっきりとわかるのがね(ぉぃ
真っ暗にして撮ってみた画像なんかも。ただ、通常で撮るよりノイズが激しいので、あまりよろしくないかも^^;

でも、ピントがしっかりあったのはちょっと嬉しかったかなぁ。このぼわっと光るのがいいね~

背景を変えてみたりも・・・ここら辺はまぁなんとなくやってました。
百姫とも一枚だけですが。朧村正の立体化はここまでなんですかね、よくは知りませんが。
個人的には、虎姫も出して欲しい!!

以上、アルター 朧村正 紺菊でしたー
この和風的なエキゾチック感とかもいいですし、単純に異姓の好まれるプロポーション、それでいて変なことはなくそれを引き立たせる衣装ときたもんだ。さらに言うと、獣娘的な部分もあって、いろいろなものが重なって完成されたキャラクターなのがよかった。人を騙すと言われる狐なのに一途というのがまた痺れるわけでして。
加えて、この出来映えですからね。久しぶりに圧倒的なクオリティを見せられてしまいました(゚A゚;)
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