

マテル 遊戯王 Deluxe Model Kit XYZ-ドラゴン・キャノンのレビューです。
高橋和希氏によりコミックス、及び、それを原作とするカードゲーム、アニメなどのメディアミックス作品 『遊戯王デュエルモンスターズ』 に登場するモンスターカードになっているキャラクター。遊戯王OCGでは、第3期の第2弾として発売された『ユニオンの降臨』で初めてオフィシャルゲームカード化されており、同商品のパッケージイラストは闇遊戯とこのモンスターのそれぞれの部分が務めている。(※ ただし、遊戯王においては闇遊戯はこのカードを使ってはいない)
現在幾つか存在する”ユニオン”カテゴリにあたるカードの中で、最初に登場したカードがこのモンスターの素材である 『X-ヘッド・キャノン』『Y-ドラゴン・ヘッド』『Z-メタル・キャタピラー』(以下、全角の「X」「Y」「Z」で表記)の3枚であり、この3枚がフィールドに揃った時に、このモンスターに合体することができる。(OCGでは、合体というルールはないので、あくまでXYZの三枚は融合素材として扱われて、XYZ-ドラゴン・キャノンはエクストラデッキから融合モンスターとして特殊召喚する) ”ユニオン”カテゴリのモンスターはテキストに指定されたモンスターに自身を装備カードとして装備させる効果を持っており、YはXにユニオン可能であり、ZはXとY両方にユニオン可能になっている。OCGでは装備カードになっている状態だとモンスターとして扱われないルール上で、モンスターゾーンに一度戻さないと融合できない他、融合召喚はいずれもリリースや墓地送りではなく除外して融合召喚のため、運用は難しい。また、XYZ-ドラゴン・キャノンとは別に「XY-ドラゴン・キャノン」「XZ-キャタピラー・キャノン」「YZ-キャタピラー・ドラゴン」と言う融合モンスターカードも実在する。
原作・アニメともに、遊戯の最大のライバル『海馬瀬人』が使うモンスターカード。バトルシティ編にて、神のカード『オベリスクの巨神兵』をアドバンス召喚(当時で言う、生け贄召喚のこと)するための布石として、海馬が投入したカードであり、その頃は合体した分だけその数の生け贄数として扱うことができた。つまり、この頃はXYZ-ドラゴン・キャノン一体で神のカードを召喚出来るたわけだが、OCGではもちろんそんな効果はない(/´△`\) また、アニメ版では、海馬は前述のXとYを「XY-ドラゴン・キャノン」にしてから、その後に召喚したZと更に合体させるなど、これまたOCGにはない効果を使用していた。
また、続編の遊戯王デュエルモンスターズGXにおいては、万丈目準がこの3枚のカードを使っているのに加え、新たに「V-タイガー・ジェット」と「W-ウィング・カタパルト」の2枚のカードの合計5枚を使用している。さらにこの「XYZ-ドラゴン・キャノン」と、前述の新たな2枚を合体させた「VW-タイガー・カタパルト」を更に合体させた「VWXYZ-ドラゴン・カタパルトキャノン」を使用している。(VWXYZは「ヴィトゥズィ」と読む) 第1作、第2作とも主人公のライバルが使うカードとして登場していることになる。
と言うわけで長々と書きましたが、XYZ-ドラゴン・キャノンのレビューです。海外のフィギュアであり、販売元はあのバービー人形を販売しているマテル社と言うから驚きなわけでして^^; 以前海外旅行の際に買ったサイバー・ドラゴンもここの製作のようで、海外の数多くの遊戯王フィギュアをここが販売しているようです(゚A゚;) 青眼の白龍シリーズも究極竜などまで立体化しているらしいので、機会があれば買いたいなーなんて思ったりしますが、まずはこちらを。海外フィギュアだけあってあまり日本には出回ってないのですが、twitterのフォロワーさんより情報をいただきまして買って参りました。素材についての表記がわからなくて書いてないのですが、手触りはPVCとかではトランスフォーマーとかの方が近い感じが・・・。先に書いておくと、モデルキットとあるだけあって、パーツで分かれていて、分離もできます。でも、Y-ドラゴン・ヘッドは翼などが付いてないため、唯一、単独で使用できないという。oh...
作品名 | 遊☆戯☆王 |
発売元 | マテル |
販売元 | マテル |
全高 | 約330mm |
仕様 | 可動フィギュア |
撮影使用機材 | PENTAX K-50 |


パッケージはこんな感じ。いかんせん中古なので、箱ボッロボロですww
見てわかりますが、子供向けのホビーとして造られているようです。実際、遊んでみると飾って撮るというよりは、ガシガシ動かしてなんぼのアクションフィギュアでしたね。


中身は袋で小分けされていました。なぜか、Yのヘッドだけ袋に封入されていませんでしたw
BB戦士にあるようなナンバーのタグ(ランナーの各パーツの側に書いてあるナンバリングのあれ)が直にくっつけてあって、切って使ってくださいと言ったような感じでした。(一部、本体の裏などにナンバーが書かれているのもありました)



では、ぐるり。箱にあった写真からもわかるかもしれないですが・・・でけぇ(;´∀`) 海外フィギュアだけあってさすがと言いますか、本当にでかいですし、パーツパーツを繋ぎ関節がまぁ硬い。結構力を入れないと差し込めれなかったりするので組み立てた時は手が痛かったです。一方、強度が弱そうなところもあって、分解する時はおそるおそる外したところも・・・。
Z-メタル・キャタピラーのキャタピラ部分がちゃんとあって、バランスはかなりいいですが、一つ大きな問題がありまして取り扱いには気をつけないといけないかも(それについては後述
キットというだけあって特にメタリック感もない塗装ですが、きっちり塗り分けはされている他、色移りもないものなので、その点は嬉しい。

X-ヘッド・キャノンの頭部は結構良い感じに作られています。目の辺りとか、正確に造られているんじゃないでしょうか。ひとつ惜しかったのが、首の可動が全く出来ないことでしょうか。胴体とは別パーツなので可動するかんはと思いきや、可動できない仕様のようで。
砲身ですが、ナンバーが見える方を前にしちゃってましたね・・・迂闊でした(/´△`\)

横顔も。ここはシャープな造型になっている部分もあるので、ここは注意しないと破損しちゃいそうですね。


胴体も割といい出来映えでしょうか。キットなのでパーティングラインが多少見えるのは仕方ないかな。
胴体と腕は別パーツで、繋げて固定します。カチッとしっかりはまるタイプになっており、保持力もかなりいいです。

反対に保持力にかなり難があるのがここで、最初の方に触れたバランスの悪さが際立っているのがここ。
写真のように胸下のところを可動できるようになっているのですが、ゆるゆるでかなり安定感が悪いです。油断していると後ろに倒れてしまいますね。と言っても、Z-メタル・キャタピラーの安定感があるので、そのまま後ろにバタンなんてことはないのですが、胴体が倒れた勢いで支柱に負担がかかるのであまりよろしくないですね



腕の塗装のかなり良い感じです。

なお、可動域にちょっと癖があるので説明しておくと、腕は印を付けたところしか可動できないというまさかの仕様でした(;´ `) てっきり肘も可動するんだと思ってたら、ビクともしないというね...。
手パーツは、腕と別パーツなので可動できる。肩のところも前述の通り別パーツだから可動できる、と言うことだけ。やはり、強度の方が優先されているよう。

続いて、Y-ドラゴン・ヘッドの部分です。前述したように、羽根と爪がついてないため単独では使えないYですが、出来は良い感じです。顔もよく再現されていて、子供のおもちゃとしては充分に満足いく出来映えです。


胴体はこんな感じ。X-ヘッド・キャノンやZ-メタル・キャタピラーとはもちろん、別パーツとなっております。
また写真付きで後述しますが、可動においてはXとの境目のところは可動できるようになっていますが、Zの方は固定になっています。

尻尾は特に軟質でもなく、ちゃんと強度よく造られています。

Z-メタル・キャタピラー部分です。左右に同じ部位があり、その目にも見えるようなビス留めが特徴的。なお、顔はちゃんと間のところにあります。


後ろ側はこんな感じ。こちらもモールドがある程度されていて、出来は悪くないですね^^

キャタピラ部分は可動はできませんが、出来はまずまず良い感じでしょうか。



三体を繋ぐ部分は、写真のようになっています。
Xは上から差し込むだけなので独自に可動することができます。
YとZは互いにカチッとはまるように固定されるようになっており、こちらの方は可動できないようになっています。

X-ヘッド・キャノンの両肩にある砲身は縦に90度可動できるようになっており、自由に角度調整が可能です。

Z-メタル・キャタピラーの両側の隠し砲台も再現されているなど、OCGのカードに忠実に造ってあるのがまた嬉しいですね。
やはり、こういうギミックに興奮してしまいますね(ぇ

前述したように分離もできますが、いかんせん、Y-ドラゴン・ヘッドだけ翼と爪がないので完全再現は不可能。ここもあれば最高だったんですけどね。
あと、XとZだけで繋ぐことも出来るのですが、Xの支柱の長さを変えることができないので、XZ-キャタピラー・キャノンを再現するのは無理ですかね

あとは適当に...
やはり、肘の可動がな・・・それでも遊ぶには十分すぎるフィギュアですけどね。と言うか、日本の遊戯王のフィギュアはちっちゃいのばっかりなので、この手のが立体化されているだけでも喜ばしい^^

ドカ~ン!打ってぇ~!
大きさ比較で撮ってみた。ねんどろいども乗せられるぐらいの大きさw

フハハハハッ!
X-ヘッド・キャノン、Z-メタル・キャタピラー、召喚!!

「XYZ-ドラゴン・キャノンを特殊召喚!!」

こんな風に、YZ-キャタピラー・ドラゴンは再現可能だったり。

「殲滅せよ、XYZ! ハイパーキャノン!!」
以上、マテル 遊戯王 Deluxe Model Kit XYZ-ドラゴン・キャノンでしたー
海外ものなのですが、おもちゃとして遊ぶ分にはきっちり造られていました。欲を言うならもうちょっと可動できる箇所が多い方がよかったのと、Y-ドラゴン・ヘッドだけでも使えるようになっているとより満足出来ましたが、まぁこればっかりは仕方ないです。遊んでみて強度とかしっかりしてあるので、また機会があれば他のフィギュアにも手を付けてみたいですね^^ ただ、でかいのでキャラクターは選びそうですねw
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