

バンダイ S.H.フィギュアーツ 仮面ライダー1号 (桜島ver.)のレビューです。
1971年4月から1973年2月まで放送されていた東映制作 『仮面ライダー』 に登場する仮面ライダー。本作の主人公・本郷猛が変身する仮面ライダー。
登場しているのは、一文字隼人=仮面ライダー2号編に入った後の第40話、第41話、またそれ以降のダブルライダー共演話や 『劇場版 仮面ライダーVSショッカー』。第40話、第41話は本郷猛を演じている藤岡弘氏の復帰を祝って造られたもので、企画担当の阿部征司氏の計らいにより、九州の桜島、えびの高原でのロケとなっている。復帰と言っても、藤岡氏の負傷した左脚はまだ完治していないどころか、撮影中にもし再び骨が曲がるともう一生歩けなくなるほどだったとか。しかし、それをスタッフには言わず、ロケに参加したよう。
作品内ではヨーロッパに渡っており、スイスからショッカーの怪人を追って一時的に帰国しており、一文字と力を合わせ初めてのダブルライダーとしてショッカーと戦った。
なお、仮面ライダーと言えば変身ポーズですが、この桜島1号が使われている間に変身シーンがあるのは新1号登場になる第53話以前に位置づけられている劇場版のみらしく、桜島の回でも1号の変身シーンは一切ない。
マスクが新規造形になって旧1号と違いがでたため、ファンからは親しまれて桜島1号と呼ばれている。その理由はそもそも2号のマスクが、1号のマスクをリペイントして使っていたものなので、新たに造るしかなかったかららしい。2号に合わせたカラーリングなのか、目の色は以前よりも濃い赤になっており、マスク自体も黒に近い濃い緑になっている。(黒ではない)
ちなみに、緑色のスプレーが無くて黒いスプレーをという話をところどころで聞きますが、これは1号ではなくて2号。2号も最初は頭部の色が緑だったが、後半に進むにつれて黒くなっていった。
新1号がすでに出ているにも関わらず、限定ではなく一般販売! ファンに親しまれている桜島1号だからでしょうか。
ヘルメットが新規造形なこともありますが、このSHF自体、全体的に新規造形になっているところが結構ある。新1号と同じく、マフラーは二種付属。付属にはパンチ用エフェクトに、スティック剣が付属。第41話ではスティック剣が結構使われていたので、納得の付属と言えます。
作品名 | 仮面ライダー |
発売元 | バンダイ |
販売元 | バンダイ |
発売日 | 2013/01/19 |
全高 | 約150mm |
仕様 | PVC/ABS 塗装済み可動フィギュア |
撮影使用機材 | PENTAX K-x |


箱は何時ものサイズのものになっています。デザインとかはおなじみのものですね。

中身はこんな感じ。平手が変身ポーズ用とチョップ用の二種付いていますね。


深緑と黒でデザインされた桜島1号。それだけに赤いヘルメットと赤いマフラー、ベルトがよく映える。バランスのいい立体感で、頭の大きさも違和感ない。新1号同様に、グローブやブーツなど、シワ造形が細かいです。
それにしても、SHFは簡単に自立できるのがやはりいいですな。



深緑のヘルメットに、それよりやや明るい緑のクラッシャー。触覚も折れ曲がったところなど、よく再現されているでしょうか。
複眼のところは濃い赤色になっています。旧1号の写真を改めてみてみると、その違いがよくわかります。どちらかというと、こちらの濃い赤の方が記憶にあるのにね。
後頭部や左右もよく再現されていて、申し分ない造形。ヘルメットの後ろで髪が露出していたのが気になったのでDVDで確認してみましたが、ちゃんと髪は露出しておりましたね。



おなじみのボディパーツの出来もいいですが、前側の下の方の塗装がちと剥げていたのが惜しいかな。腕の出来もよく、特に二の腕のシワ造形の細かさがいいですな。
ベルトも丁寧に造られていて、中の風車も申し分なし!( ´∀`)b


足の方も特に問題もなく、そして、ブーツのシワ造形のよさがね。アクションフィギュアながら、この完成度はたまんないね!
足首はボールジョイントになっていますので、やや接地面で難はあるものの、そこそこの可動域は期待できます。


アーマーなどないシンプルさが故に、可動域は優れていますね。
足首は二重可動になっているので、膝を曲げるにも苦労がないのがいいね!


マフラーはおなじみの二種が付いています。取り付けるところがボールジョイントなので、結構、向きにも自由度がありますね。

そして、パンチエフェクトパーツが付いています。キックの時と違って、こちらは手パーツと腕の間に挟み込むように取り付けます。
右手にしか付けませんでしたが、多分、左手にもやろうと思えばできるんじゃないでしょうか。
新1号のキックエフェクトと同じクリアパーツで、カラーリングもおなじものになっています。

そして、スティック剣です。柄の先にはおなじみのショッカーの鷹の造形がされています。新1号に付いているやつのとデザインが違っていて、また凝っているんですよね・・・折れやすそうだけどw 塗装も綺麗^^
ではでは、アクションポージング!!

実際にマフラーが棚引けばいいのですが、そうはならない、さすがにw
一見、2号のポーズに思われますが、旧1号はこのポーズをしているんですよね。1号でおなじみのポーズは確か、前述の劇場版でやるのが初めてだった・・・はず。

そして、もちろん、このポーズも。これも蜘蛛男だったかと戦っていた時などにやっていて、ちゃんとあの音が出ます。本当は右腕をもう少しどうにしかしたかったのですが、可動範囲の問題で無理でした^^;

桜島で2号と戦う時のアップをイメージしたようなもの。
「来いッ!」

キックポーズはどれだけやってみても慣れないです。そして、うまくできている感じがしない^^;


ライダァパァァンチ!!

ちょっとした跳び蹴りっぽいのを。静止画として撮ると、なんか滑稽に見えますね^^;
桜島の戦いでは、何気に1号の剣さばきがよかった。
あと、41話での剣を弾かれた時の声にもニヤリと・・・あれは思わず出たのか台本にあったのかどっちなんだろ。

こうして見てみると、最近のライダーは武器がどうとかいいますけど、剣は1号の頃からあるんですよね。
ただ、毎回使っているわけではないので、やはり最近のライダーは(ぉぃ

旧1号では左脚のキックもあったはずなので、やってみました。何気に、マフラーの向きとかと合いますね^^
ちなみに、桜島の回でのライダーキックは二人とも両足キックがほとんどで、あれはちょっと静止画では表現しにくいかな。


以上、バンダイ 仮面ライダー S.H.フィギュアーツ 仮面ライダー1号 (桜島ver.)でしたー
ただのアクションフィギュアというだけでなく、再現の細かい造りがやはりよかったところでしょうか。新1号の時点で可動域には満足できていたので、今回もその辺については問題ないでしょうか。付属も新1号のと被らないように、パンチエフェクトなどになっているなどよかったです!
これが一般で出たので、旧1号、旧2号はどうなるのか。個人的には欲しいですが、でもやりたいポーズはやりつくしている気がしないでもない。出れば電光ライダーキックや卍キックとかを再現してみるのも面白いかもしれないけども・・・。
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