

コトブキヤ 遊☆戯☆王 デュエルモンスターズ <ARTFX J> 闇遊戯のレビューです。
ご存じ、高橋和希さん原作の 『遊☆戯☆王』 の主人公(正確にはもう一人の主人公)。主人公・武藤遊戯が千年アイテムのひとつ・千年パズルを完成させたことにより、パズルに眠っていた人格が所持者である遊戯に宿る形で生まれた人物。
アニメでは 『遊☆戯☆王』 ・ 『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』 では主人公をつとめ、次作のGXや10thアニバーサリーの劇場版などにも登場している。
最近のアニメから入った人はご存じないかも知れないが、この物語の最初はデュエルモンスターズがメインではなく、他にもいろんなゲームがなされていた。あらゆるゲームのプロフェッショナルである闇遊戯は、闇の番人として定めた標的にあたる悪党に闇のゲームを持ちかけ、敗北した相手に罰ゲームを与え、裁いていた。その頃は、顔つきや性格はどちらかというと傲慢で、邪悪なところが強い。
なお、劇中では特に触れられてはいないが、闇遊戯に変わると身長が若干伸びている・・・らしい。
原作のカードゲームを再現したトレカ商品が大人気になったこともあり、再アニメ化という形で放送された 『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』 では性格なども大きく変わり、前述のような罰ゲームなどは全くといってなくなっているのが特徴。(そもそも、 『遊☆戯☆王』 と 『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』 の製作元も変わっており、お互いの作品での関連性はほとんどなかったことにされているもよう)
デュエルモンスターズでも主人公。世界最強クラスのデュエリストであり、劇中でのデュエルの勝率は非常に高い。デュエルにおける勘のよさや分析力には優れる一方、傲慢さや打たれ弱さなどメンタルの部分に弱点があり、そこを付かれてデュエルに敗北したことも何度かある。
中盤まで不明であったが、その正体は古代エジプト第18王朝を治めていた王(ファラオ)の魂。その真の名は、アテム。千年アイテムやデュエルモンスターズ、三幻神との出会いを経て、己の正体を見出していく。その過去に決着をつけた後は、冥界へ帰るための儀式 「戦いの儀」 で武藤遊戯と戦い、冥界へと旅立っていく。
GXでは主人公である遊城十代が過去に飛び、武藤遊戯とデュエルをする途中で登場している。(最終話) GX時代の武藤遊曰く、 「最強のデュエリスト」 であり、十代に本当に合わせたかった人物であるもよう。
そのまた次作の5D'sでも伝説としてその名は知れ渡っているらしく、主人公・不動遊星は劇場版で遊戯と出会った時に、尊敬の念をいだいているのが描かれている。
ちなみに、某話の影響でニコニコ動画でも有名人。遊戯王に詳しくない人でも、”あの言葉”だけは知っているであろうw
なお、狂戦士の魂(バーサーカー・ソウル)は公式OCG化はされていない。(ただし、PSPゲームソフトのTAG FORCE3にはカードの一枚として収録されている)
コトブキヤで遊戯王のフィギュア化が始まって、いよいよ来ました主人公のスケールフィギュアです。ワンコイングランデではすでに立体化されているものの、スケールはこれが初。それでいて、闇遊戯の決定版とも言えるレベルのフィギュアになっています。去年発売して話題になったブラック・マジシャン・ガールに引き続いての立体化で、原型師は同じく白髭創さんが担当されています。ブラック・マジシャン・ガールのクオリティが素晴らしかったので、闇遊戯も期待していましたが、期待以上の仕上がりで大変満足できましたよ、こちらは。学ランや千年パズル、デュエルディスクなどは外せるようになっているなど、組み合わせなども変えられるようになっています。
作品名 | 遊☆戯☆王 |
発売元 | コトブキヤ |
販売元 | コトブキヤ |
発売日 | 2011/05/25 |
原型制作 | 白髭創 |
スケール | 1/7スケール |
全高 | 約240mm |
仕様 | ABS&PVC 塗装済みフィギュア |
使用カメラ | PENTAX K-x |


ケースは、タイトルロゴにあるようなカラーリングのグラデーションがされた背景になっています。
右下には、TVアニメ版の闇遊戯が写っています。
後ろのウィンドウは千年パズルの形になっています。

中身はこんな感じでわけられています。ブリスターや袋などは、そのまま撮ってみた。
正面・下にある大きな千年パズルは初回予約特典の千年パズルキーホルダーです。デュエルディスクが別パーツってのがいいですね~。使い方次第では、他のフィギュアに使えるかも・・・?
説明書にパーツの付け方などありますが、一応書いておくと、頭部は首から着脱可能。左腕は、腕輪かた肩までは本体と繋がっており、腕輪と手パーツをそれぞれ別パーツとして着脱できます。デュエルディスクを付ける時は、左腕の腕輪は使いません。

まずは、全身ぐるりから。
あの特徴的な髪型、青い学ラン、首からさげた千年パズル、そして、デュエルディスクにカード。どこからどう見ても、彼です^^ あの闇遊戯です。去年、青眼の白龍のレビューをした時にも感動を覚えたものですが、まさか闇遊戯までフィギュアになるとはね・・・メーカー違うけど、これは本当に嬉しいですわ。
なんと言っても、特徴的な髪型がよく再現されています。顔つき申し分なく、あのやや強気な感じが伝わってきますね。青い学ランはツヤのある塗装ですが、見た目的には悪くないです。腰のベルトなんかもいいですね。千年パズルとデュエルディスクはもう半端ないクオリティです。デュルディスクは魔法・罠ゾーンや墓地のモールドまでしっかりされているという・・・すげぇ(;゚д゚) そして、左手には初期手札らしき5枚のカード、右手には 「俺のターン! ドロー!」 で手札に加える一枚を。さすがに最初のドローだろうし、 「待たせたな、マハード!」 はないと思う。


学ランのトップスは、肩にかける程度になっている。パーツ上では首輪と一体型になっていて、開封時にすでに付けている首輪と交換する形で付ける仕様になっています。袖や裾が風にたなびいているなど、デュエル中の雰囲気を感じさせる造形になっていますね!


腰の右後ろ側には、デッキを入れるボックスがあります。ちなみに、これのとは別タイプですが、実際に腰にマウントできるデッキケースはあります。友人がよく使ってたなー


出来は非常にいい。塗装が実に綺麗。BMGの時と同様に監修レベルの問題だろうか。
カードは表面はしっかり表記されてないものの、両面ともプリントがされています。デュエルディスクも底面の方もちゃんとモールドなどがされていました。
本当に決定版と言っていいほどのクオリティです、すげぇです!




開封時の状態でも撮っています。千年パズルやデュエルディスクはずっと付けていてもいいし、飾る時に迷うのは学ランを羽織るかどうかってところぐらいかな。



顔アップ・・・のはずが、髪の方の幅もすごいw 某戦闘種族と良い勝負です。(配色的にはこっちの方が勝っているけど)
アイプリもいいですが、鼻も気にならないですね。特徴的な前髪もよくできています。学ランほどではないですが、こちらもややツヤのある金髪ですね。


その奥には黒と赤紫・・・見ていた人は誰もが思ったでしょう、どうやったらこんな髪型にできるんだww 塗装もしっかり色分けされていて、申し分ないです! 後ろは赤紫一色です。ワンコイングランデもこんな感じでしたね。
造形もよく、塗装剥げもなく、毛先まで丁寧に造られています。

続いて、衣装など。ここからはパーツを付けたり付けなかったりで撮っています。

中の黒シャツにはシワ造形がされています。細身の遊戯の特徴を再現しており、腰も細め。
需要があるかどうかはわかりませんが、腋造形もあるよw


首からかけた千年パズルも、造形・塗装ともに素晴らしいです。この大きさでよくできていますね。
鎖には、実際のチェーンを使っていますね。首輪やシャツにこすれるので、これから普通に飾っていて大丈夫なのかがちょっと不安。


腕も細め。しかし、二の腕の肉感など意識されているのがわかります。やや太めになっているところとかね。遊戯自体がもともとそんなに筋肉質じゃないので、やや柔らかめの方がイメージ的にはあってる。
腕輪の出来も悪くないですね。縁はもちろんのこと、留め具も再現されていらっしゃいます。




両手に持つカードはこんな感じ。指の間に差し込んで持たせるようになっています。そのためやや厚みのあるカードですかね。その厚みある横には黒い塗装がされているようんで、指に付ける際に少し色移りしてしまいました。落としてから撮っているのですが、いかんせん色移りしやすいところでしたね

表面はかなり簡略化されていて、セット面も遊戯王のロゴなどは省かれています。



左手にはデュエルディスクです。DM時代のものなので、フィールド魔法のギミックがまだなかった頃のものですかね。
モンスターゾーンから魔法・罠ゾーン、デッキに墓地、ライフカウンターまで、造形だけでなく塗装も綺麗と、完成度が非常に高いです。これだけでも十分すぎるクオリティの小物として使えそう。
裏の方も、ちゃんとモールドがされています。

後ろに回って。
黒シャツは背中の方も、シワ造形がされています。特に肩とベルトのすぐ上などが特にシワが深くなっていますね。



学ランもシワ造形が細かく再現されています。肩に乗っていない真ん中のところが特にシワが深くなっていますね。袖の手首にあたるところにはベルトが再現されており、留め具まで造られています。
裾の方が風に揺れる波のような造形になっているなど、質感やその場の雰囲気も意識して表現されています。



ベルトを二本付けているところも劇中通り。留め具の塗装や装飾の塗装も綺麗( ´∀`)b
後ろには、デッキケースを留めています。ケースの蓋や留めるところまで細かく造形されていますね^^
ボトムスはフィットしているのか、股周りはかなり左右に引っ張られる感じに見えます。



ボトムスの方も、シワ造形が深く再現されています。特に膝周りはシワが大きくなっていますね。
裾の方などシワがややねじれるように造形されています!
ツヤのある塗装ながら非常に綺麗に塗られており、質感のよさも伝わってきます。


両脚のブーツも申し分ない出来映え。装飾のシルバー塗装も綺麗に塗られています。


両サイドもよくできています。靴底など細かく再現されていますね!

台座は、ひび割れた大地になっています。岩の上の方なのかな。
丸い台座よりも雰囲気が出る上に、面積も小さく、飾るには嬉しい仕様ですね!
闇遊戯は以上です。
続いて、初回予約特典の千年パズルキーホールダーです。


闇遊戯についているもの同様に、レベルの高い出来映えになっています。独特な眼のデザインなど、いいですわね^^
上にはチェーンを引っかける輪っか。上の方も申し分ない出来です。
最初から付いているチェーンは短いのですが、公式によると長いボールチェーンに変えるとネックレスとしても使えるらしいよw


周りの四方もこの通りです!
あとは適当に...

前からもいいですが、横から見てもかっこいいです!
学ランの上なしでも撮ってみたり。




ブラック・マジシャン・ガールの初回予約特典だったクリボーも一緒に。
続いて、増殖をば・・・

もちろん、ブラック・マジシャン・ガールともパシャリ。
どちらも同じ方の造形なので、並べると非常にマッチします。

ブラック・マジシャン・ガール、召喚!!

BMG二体持ってるので、一応、撮ってみた。遊戯はBMG一枚しか持ってなかったはずなので、こういうシーンは劇中にはないはず。ブラック・マジシャンをコトブキヤが今造っているらしいので、早く3人で並べたいですね^^

以上、コトブキヤ 遊☆戯☆王 デュエルモンスターズ <ARTFX J> 闇遊戯でしたー!
とにかくクオリティのレベルが高い! ブラック・マジシャン・ガールに比べて・・・ってことにならないか不安でしたが、そんなの忘れ去るほどによかったです。やはり、顔が納得いく出来だったのが大きいでしょうか。髪造形がばっちり再現されていて、よかったよかった。また、遊戯だけでなく、千年パズルにデュエルディスクの出来も非常にいい。
次は海馬のスケールフィギュアですね。彼が着た時には再び青眼の白龍も撮影ブースに置きたいですし、遊戯とも向き合わせて撮りたいですね。そして、その次はマハードことブラック・マジシャン! 楽しみですわー(○´ω`○)
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