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PENTAX K-1を購入したので、今更ですが記事を書いてみたり。
ぶっちゃけGW内は出かける時間がほぼなかった(近所にある万博に一度行ってたぐらい)ので、連休明けから触り初めて今に至ります。
正直、もうカメラ屋さんや購入された方のブログとかでしっかりした記事があるので今更書いてもあれかなと思いましたが、やはり以前のカメラとは大きく変わるので記事書こうかなと^^;

先に触れておきますが、僕はK-xとK-50を経てのK-1なので、比較対象が前者の2つになります。なので、K-5、K-3シリーズに比べてどうなのかってところは書けないので、その辺が気になる人は他の記事を見てください。まぁ、K-50とかを比較対象にするのが、そもそもの間違えなのですが。

 
と言うわけで、PENTAX初のフルサイズですね。(っても、昔に同じ「K-1」と言うフルサイズ一眼レフを出そうとしていたらしく、発売直前で中止になったという話を聞いたり) 今までK-x、K-50とエントリークラスを触ってきて、そこからのK-1なのでフルサイズ自体触るのが初めてだったり。

K-1を直に見る前まではすぐにも購入したい!と言うほどにはなっていなかったのですが、大阪の堂島リバーフォーラムで実機を触って一気に購入意欲が上がってしまいました・・・なんと単純な(笑

K-xやK-50は発売してからの購入だったのに対して、K-1は発売前に予約と言う形になりました発売まで今までとは違うワクワク感とか待ち遠しい感がありましたが、店舗で受け取ってすぐは買って満足と言う感じがあったのが正直なところです。(GW中は畑仕事が続いてほとんど触らなかったので余計にそんな感じになっていたりも) でも、連休が明けて触り初めて、触って驚かされるところや徐々に楽しい&もっと使い込みたくなってきたので、結果的には買ってよかったです^^

今回の記事ですが、2つのカメラを使っているので、ところどころWBやノイズ具合が違うのはご勘弁ください(CX5の方はAWBでやってたから...)

K-1の仕様については公式のを見てもらった方が早いと思うので、こちらにURLをば。
http://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/products/k-1/spec/index.html



メーカーリコーイメージング株式会社
発売日2016/04/28
撮影使用機材PENTAX K-50 + SIGMA DC 18-250mm F3.5-6.3 MACRO HSM
RICOH CX5




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K-1は、今まで買ってたK-xやK-50のようにレンズキットのモデルと違い、単品販売のみです。
なので、一緒にレンズも買うことに。ちょうど早期購入キャンペーンでの申し込みでバッテリーパックがもらえるので、あわせて購入しました。
PENTAXのではないですが、ズームとマクロはあるので、望遠を買ってみたり。標準レンズはまた遠征する直前ぐらいにでも買おうかなと。

この望遠、わかってはいましたがかなり重くて、お店で予約したのをちょっと後悔しました しかも、これの発売日の28日はタイミングの悪いことに雨天だったんですよね....もう(´・ω・`)
この望遠については、また次の記事で書くとして、今回はK-1本体ね。



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一応、パッケージをパシャリ。カメラ本体だけなので、ボックスサイズは大きくないコンパクト。

まぁ、フィギュアの方が箱でかいですよな(笑



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底面には、商品の中身についての記載。



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蓋を開けると、中蓋に「Always with you.」の文字。
こういうのが書かれているのは初めて見ましたね。K-3IIとかにはあったのかな。








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カメラ本体に保証書、説明書も。
本体はプチプチにしっかり包まれているので、郵送できていても大丈夫そうですかね^^



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他、付属品。カメラストラップやバッテリーのコード。
手前のプチプチに入っているのは、左がバッテリー、右が充電器です。

一番左のは「MEファインダーキャップ」というもので、タイマーやリモコンでの撮影時にファインダーから光が入って露出に影響を与えないようにするために、ファインダーに被せるキャップです。



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バッテリーはこんな感じ。
今まで電池頼りだったので、この手のバッテリーもののカメラはRICOHのCX5以来ですね。







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本体ぐるり。造りは今までのペンタのカメラに近いようで、ところどころ変わっています。一番の違いは、フラッシュがオミットされていることでしょうか。ペンタプリズムが大きいため、今までのサイズになるべく近づけるにはフラッシュを省かざるを得ないと言うところからなのと、オートフラッシュなどストロボを使うユーザーが多いこと、画質の向上からによるものだそうで。コンパクトな大きさについては、K-1を開発するにあたってのサイズ比較対象がK-5だったそうです。(開発がスタートした頃は、まだK-5II発売前だったと聞いた記憶が)

右手を当てるグリップ部分は、凹んだところの真下が突き出ていて、下の方の丸みも張り出しています。突き出た部分を中指と薬指で挟むような感じで、薬指と小指が本体に当てやすい設計になっているんでしょうか。645シリーズを継承した造りになっているとかで。(触ったことがないので確認しようがない)


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蓋もK-1やK-50の時のと違うもので、K-1のギザが外枠に入ったものになっています。素材も違いますし、中心にはPENTAXのロゴも。これだけでもちょっと高級感あるなぁと思ったりしました(ぇ



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後ろには、CP+でも話題になった変態可動背面液晶(マテコラ)こと「フレキシブルチルト式液晶モニター」が見えますね。

ちなみに、この写真ではすでに液晶フィルタを貼った状態になっています。今までは背面液晶を触ることがまず有り得ないので貼っていませんでしたが、今回は不意に触れてしまうかもなのでちゃんと貼ろうと思っておりました。



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ボタン増えたなぁ・・・と思ったりしますが、実際新しいボタンは少しばかり。
ストラップの吊り環も変わっていて、輪を吊していますね。K-1やK-50では角に引っかけるものだったので、それに比べるとかなりストラップがつけやすくなったなぁと触ってみて思いました。(K-50とかのストラップもそんなに付けにくいわけではないんですけどね)



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比較対象としてはあれですが、K-50と一緒にパシャリ。そりゃエントリーモデルと比べたら大きいですが、そんなに大きくなった感じはないですかね。
液晶モニターが少しでも大きくなったのは嬉しい^^


AF・MFの切り替えレバーや、RAW/Fx1ボタンの位置はほとんど変わってないので嬉しい限り。
液晶右側にあるボタンも位置が変わったりしていますが、この辺はいずれ慣れるかなと。

そちらよりも、左上にあるLVボタン。K-50まではLVと写真削除ボタンが1つでできたのが、K-1では別々のものになっています。これがまた結構、押し間違えてしまっていて、慣れるまでかかりそうです
(K-5IIはもう別々になっていたので、そっちからきた方には当たり前なんですかね)


モード切替のダイヤルがK-50までは右側にあったのが、K-1では左側になってしまったのですが、新しいダイヤルも増えましたし仕方ないっちゃ仕方ないですよね。(これも、K-5IIではすでに左側にダイヤルがあったようで)


重量ですが、本体のみで「K-50:約590g」「K-5II:約680g」「K-3II:約700g」「K-1:約925g」となっているので、K-50に比べると明らかに重くはなっていますね。っても、先日に1日持ち歩いていたところでは、そんなに重量差を感じませんでした。ちなみに、K-1はバッテリーやSDカードも含めると、「約1010g」と1kgを越えますね。サイズ差としても大きくはなっているので仕方ないでしょうか。それでも軽量さを出せているのは、使用されているのが軽量で強度あるマグネシウム合金であるからでしょうかね^^







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前述したようにモードダイヤルは左側。ユーザーモードが5つにまで増えて、イベントで活躍しそうです!
電子ダイヤルが前と後ろにあって、通常ではそれぞれシャッタースピードとF値のダイヤルになっています。K-50でもそうだったので、今回もこれでよかった!



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GPSボタンや、Wi-FiのON/OFFランプ、ISOボタンなどもあります。
ISOボタンはK-5IIにもありましたが、K-50にはなかったので私は初見でした。使い方は露出補正ボタンと同じで、ISOボタンを押して、後ろの電子ダイヤルをまわすだけ。



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そして、新たに増えたダイヤルでできるのが、スマートファンクションです。機能ダイヤル(緑丸・左)と設定ダイヤル(緑丸・右)からなるもので、機能ダイヤルで切り替えたいものを選び、設定ダイヤルで切り替えるというもの今までは、INFOボタンやMENUボタンから設定をしなければいけなかったのが、ダイヤル切り替えできてしまうと言う便利さね!

堂島リバーフォーラムで行われた開発者さんのトークショーによると、もともとは「露出補正をダイヤルだけで切り替えられるようにして欲しい」と言う要望と「ISOをダイヤルだけで切り替えられるようにして欲しい」と言う要望の2つが以前からあったそうで、どっちを採用するか開発チームで検討した結果、「じゃぁ、各ユーザーさんが自分でどっちに使うか決められるようにしよう」と言うことでこうなったらしい。

一緒に、ブラケット撮影やHDRの切り替えもこれらで出来るようになったのは嬉しいですね。
露出補正とISOは専用ボタンもありますが、この機能のミソは「ファインダーに目を当てたまま、”指ひとつの動作だけ”でISO補正か露出補正を行えるところ」にあると思います(トークショーでもプロのカメラマンの方がそうおっしゃっていました) この辺どう使い分けるかはお好みで、ですかね。



液晶画面にあるISOや露出補正など以外のものを選ぶと、以下のようになります。

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例えば、機能ダイヤルをHDRに合わせた場合、液晶画面の左下の項目にHDRの現状態が表示されます。
ここで設定ダイヤルをまわすと、ADVや1、2と切り替えていくことが出来ます。



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Wi-Fiの時も同じで、ON/OFFが切り替えられるようになります!







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再び側面パシャリ。ここに「AF MODE」と言うボタンがあります。
ISOボタンなどと同じく、AFに関するものを切り替えるのですが、こちらのボタンは電子ダイヤルの前後でで変更されるものが変わります

前電子ダイヤルの場合は、AF.SとAF.Cを切り替えます。
後電子ダイヤルの場合は、測距点を切り替えます。
後電子ダイヤルでの測距点切り替えについては、以下の動画を見ていただければと思います。(わざわざ録ったんかいw)



動かし方がぎこちないのはご勘弁をーー; と言うか、改めてみたら、ピントがずれてやんの。

そう言えば、測距点もK-50から見ると数が増えていますね。くわえて、測距点選択のモードも全体と1点の選択以外に、任意の9点を選ぶゾーンセレクトが増えていますね。

測距点が十字キーで動かせるタイプのをセレクトしている場合は、その十字キーに設定されている各モードは使えないっぽいですね。K-50だとOKボタン長押しで位置を固定出来たのですが、K-1だとできないみたい・・・?と思っていたのですが、上ボタンの真上にあるボタンを押すことで一時的に固定出来るようです(一時的にと言うのは、画面を切り替えることでリセットされるから)







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左側にあるモードダイヤルの真下に、切り替えレバーがあります。右側に LOCK と書いてあるとおり、レバーを右に持っていくとダイヤルにロックがかかります。

(写真左)通常ロックがかかってない状態だと、普通に電子ダイヤルをまわすことができるようになっています。
(写真右)ロックをかけると、ダイヤルの中心にある丸い部分が突き出ます。このボタンを押しながらでないと、モードダイヤルをまわせなくなります。


堂島リバーフォーラムでのトークショーによると、こちらもユーザーからの要望でついた機能だそうですが、K-3の時点で実装されていたようで。



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右側のスマートファンクションのダイヤルにもレバーがあり、こちらは写真撮影と動画撮影を切り替えるレバーです。レバーにあるカメラアイコン or 動画アイコンを、丸い点のところに合わせます。
K-50ではモードダイヤルの中のひとつでしたが、K-1では動画モードに切り替えた上でAv(絞り優先)、Tv(シャッター優先)、TAv(シャッター&絞り優先)、P(プログラム)、M(マニュアル)が使用出来るようになっているようで^^







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カードスロットは、2枚差しに対応! WFなどのイベントではかなり役立ちそうですね^^
また、1枚目はRAW、2枚目はJPGと言う形で同時保存もできるので、野外撮影で使えそう。







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上下左右ボタンに割り当てられた機能も、一部変更されています。
K-1では、

上 : ドライブモード(撮影枚数、リモコン、ブラケットなどの切り替え)
下 : 背面液晶の明るさ設定
左 : ホワイトバランス、
右 : カスタムイメージの設定(鮮やか、ほのか、ナチュラス、風景、人物、モノトーン、銀残しなど)


カスタムイメージは以前までは、INFOボタンを介してでしか設定ができなかったのですが、それがK-1ではワンタッチで設定画面までいけます。K-5IIにはもう実装されていたものですが、もちろん、私は初見ですw なお、INFO画面からカスタムイメージ設定へ行くことも、これまで通り行えます。

下は過去の商品ではフラッシュの設定だったのですが、このK-1にはフラッシュが内蔵されなかったので、別の機能が割り当てられた感じですね。
また、この下キーのところにFx2とありますが、設定で機能を変えることが出来ます。これまで通りのフラッシュ切り替え設定にもできますし、Real ResolutionやShake Reduction(手ぶれ補正)のON/OFF設定などにすることも可能。
Fx1も同じように割り当て可能で、場所はAF MODEボタンの真上。


上ボタンの真上に小さいボタンが1つありますが、前述したように通常は測距点の固定を行うボタンになっています。ただし、再生モードでは見るSDカードを切り替える機能もあります。(そのため、左側にSDカードのアイコンがプリントされているわけですね)

ちなみに、K-50と比べると機能の場所が全て違うので、最初は位置に迷ったりもしました







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続いて、フレキシブルチルト式液晶モニターですね。K-S2でバリアングルが一度実装されましたが、それとは全く違う可動式モニターとなっています。
K-S2や他の企業でもある一般的なバリアングルでは、ビデオカメラのように、カメラの左外側に展開できるタイプがほとんどのようです。

一方、K-1は”視野の一致”を目指すため、レンズが見る視界と人間が見る視界がずれないように、可動ができる範囲は液晶の真後ろに限定されていると言う特徴があります。・・・こんな文章で伝わるかしら?(;´Д`)

なお、本体側にはマグネットがついており、液晶を枠にちゃんと挿入すれば固定されます。(写真にカーソルを合わせると、マグネットの位置に丸枠)





K-1の液晶を動かした・・・だけの動画も一応録りました。ぶっちゃけ、需要があるのかどうか、録った本人ですらわかりません(滝汗
思いの外、ぐりぐり動かせます。トークショーでも液晶だけもって、ぷらんぷらん振っても大丈夫なぐらい強度があります。わざわざ見せてくれたぐらいですし^^;

注意点は、シルバーのアームのところが重要なので、引っかけないように気をつけることでしょうか。移動の際は、かならず液晶を元に位置に戻すようにと言っておられましたね。



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奥の方を撮ったものも1枚。







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バッテリーを挿入するところは、今までと同じくグリップの内側です。
K-50などではスライド式でしたが、K-1では捻ってロックを外すものになっていました。







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ISOボタンのすぐ近くに、電球を点灯させたボタンがあります。
こちらは、照明ボタンになります。アシストライトと言う機能が、K-1から実装されまして、それのON/OFFを行うボタンになります。ONになるとどうなるかというと...



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こ う な り ま す :(;゙゚'ω゚'):
こちらは、SDカードスロットなのですが、このように点灯するので暗闇の中でもカードの交換が可能になります。

もともとこのカメラ自体が、悪天候、暗さ、寒さなどの過酷なフィールドでも対応出来ることを考えて造られたカメラのため、このようなわけわからん(褒め言葉)機能が採用されております。
しかも、このアシストライトは、電源のON/OFFに左右されず点灯のON/OFFができるようになっています。開発者さん曰く、この電源OFF状態でライトだけ点灯させる機能の開発には苦労したそうです。(バッテリーから電気を流す上での都合で、単純には造れないとかで)

あと、実はこのカードスロット下にあるレリーズを差し込むところも点灯するのですが、蓋を外すのを忘れておりました



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その他、レンズマウントの上や、フレキシブルチルト式液晶モニターの背面(内側)が光ります。
レンズマウントの方はともかくとして、モニターの背面は必要なのかな(; ・`д・´) まぁ、真っ暗だと液晶を元に戻しにくいからとか、そんなところなのでしょうか。

本当にやり過ぎなぐらいの機能ですが、夜間の撮影が少ない私には出番がなさそう...



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照明のON/OFF設定は、各部別に行うことが出来ます。
表示パネルというのは、カメラ上部のISOボタンなどの近くにある液晶のことです。







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カメラの向きを変えると、それに対応して液晶画面の向きも変わります。



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これ、すげぇのは上下逆さまでも対応してくれるところですね。(写真は後で撮ったものなので、背景とか違うのはすみません







とりあえず、連休中に唯一出かけた万博で撮った写真の幾らかをflickrにアップしています。
https://www.flickr.com/photos/mirumaflickr/albums/72157667650632932



あと、先日出かけた分を数枚ほど。こっちの写真はまた、別に記事を上げる予定。
(こっちの方には、SIGMAのレンズのみ使っています)

F6.3  1/320秒  ISO 200
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F6.3  1/40秒  ISO 12800
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F6.3  1/20秒  ISO 3200
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F6.3  1/25秒  ISO 12800
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ぶっちゃけた話、画質がどうだという話はあんまり書けない(ぉぃ)のですが、今まで使っていた機種に比べて、暗いところでの綺麗さは上がっているかなと思ったり。ISOを高めにするとノイズももちろん多くなりますが、ノイズ多めでも物体の輪郭などがしっかり残った写真になっているかなと

個人的には、画質うんぬんよりも、操作感について書きたいですかね。
以前までだと、ISOを変えるにも画面を切り替えないといけないので、画面が切り替わる時の僅かな間が気になる時が多かったのですが、K-1ではその辺の部分が確実に解消されています。もちろん、K-50でもモードを切り替えればいいのですが、基本的にはISO固定で撮る派なので。

測距点の切り替えに関しても同じですかね。K-50の時は切り替えがMENU画面を通さないといけなかったので、時間に追われるWFなどはもうずっと1点をセレクトする状態にしていたので、機能として使わないのはもったいないなぁって思っていました


この辺はまぁ、普通K-5シリーズやK-3シリーズを経てのところを、それらをすっ飛ばしてK-1を買ってしまったからという部分がありますけどね^^;


あと、液晶モニタが動くのって本当にいいですね。実際、ライフビューのまま撮ることは滅多にないのですが、以前のように無理に姿勢を崩して画角を確認しなければいけないと言うのがなくなったのはいいですね。情けない話ですが、WFとかでフィギュアの合わせて姿勢を崩すのが辛いんですよね。特に腰が.....今はまだ30代だからいいですが、今後のことを考えると不安になります。趣味を続けるのは勝手ですが、それで腰痛とかになって家族や会社に迷惑をかけるってのは絶対嫌なんですよねw







続いて、PENTAX K-1で使える機能で、試してみたものを幾つか。

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「明瞭コントロール」について。言葉の通り、写真を明瞭を調節する機能で、写真のもやもやっとした部分を立体的にくっきりはっきりとメリハリついた写真に変化させられる機能です。逆に、メリハリがききすぎた写真を抑えることも出来たりします。

先日撮ってきた葛城山頂上から撮った写真がこちら。この写真は、70-200の望遠を付けて撮った写真なのですが、特に変わった設定は行っておりません。
F7.1 1/125秒 ISO100 露出補正+1と言った感じです。RAWで撮ったものを、カメラでJPGにしております。露出補正はいれなくてもよかったのですが、登山途中の設定からそんままでした



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それを明瞭コントロールで、メリハリつけてみた写真がこちら。見比べやすいように、オンマウスもやってあるので、カーソルを合わせたり離したりしてみてください。
僅かですが、もやっとした霞が消えていると思います。
数値は、「-4」です。(マイナス値限界) もっと違いがはっきり出たものを用意すればよかったなぁってところはあるので、そこはすみませんw
もちろん、絞り値などは変えていません。ここで露出などもいじれば、もっとメリハリのきいた写真にできそうですが、明瞭コントロールをいじるだけでもこれぐらい変わります^^



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そして、3枚目。こちらは1枚目の写真をJPGに変換する際に、明瞭コントロールの設定を行ったものになります。
こちらのオンマウスには、ひとつ前の明瞭コントロール設定を行ってから撮った写真と切り替えられるようにしてみました。

2枚目の写真と全く変わらないと思います。先に設定をして撮っても、撮った写真に設定をくわえても、遜色ない写真に仕上がりますね。

この明瞭コントロールという機能なのですが、実はリコーの「GR II」に付いている機能なんですよね。その機能がペンタのカメラにも実装されたと言うのが、なんだか嬉しいですなぁ^^






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続いて、HDR撮影。これはLightroomなどでも行える機能ですが、他のメーカーさんのカメラにも内蔵されている機能のはずなので、あまり説明はいらないと思うけども。

ハイダイナミックレンジ撮影と言って、PENTAXのカメラでは露出の異なる3枚の写真を撮り、合成させる機能。白とびや黒つぶれを緩和するもので、見た目的には絵画のような感じになってしまう写真撮影法です。



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撮ってみると、こんな感じ。設定は、HDR2の±2EVです。
影ができている草木の辺りが明るくなり、中央上や右上に見える空がやや暗くなっているでしょうか。

露出の違う3枚の写真と前述しましたが、その設定はHDRのところで出来るようになっています。K-1では振り幅設定と記載されており、±1、±2、±3の3つから選択可能。こちらの写真は±2にしているため、露出補正-2、+0、+2の3枚を撮って合成したものになります。

また、HDR自体も、HDR1、HDR2、HDR3、ADVと選択出来、1~3に関しては数値を上げるとより絵画調の仕上がりになる。ADVはK-1から追加されたものだそうです。



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3枚撮って合成なので、動きのあるものだと、こんな風に重ねた写真がかみ合わないことが多々あります
K-1では、自動位置調整にチェックを入れておくと、撮影後、カメラ側で自動的に位置を合わせてくれます。(この写真ではオフにしています)

ちなみに、初めて使った新機能のように書いていますが、これはK-50にも実装されております。






続いて、リアル・レゾリューション・システム(以下、リアレゾ)です。っても、これは正直なところ、説明が難しいです
ぶっちゃけた話、PENTAXが用意している動画を見ていただくのが一番、理解が早いです。



CMOSイメージセンサーを1画素ずつ動かし、4枚の画像を連続撮影。それを合成することで、36M x RGBの色情報から1枚の写真を作り出すというものだそうで。ノイズも大幅に低減されるのですが、一番の特徴はRGBを別に撮ることにより、色モアレを限りなく廃すると言うところにあるそうです。(トークショーで聞いたところでは、そんな感じの話だった)

もともと、K-3IIには実装されていたものなのですが、K-1でかなり技術が上がったとかで。


一般的なカメラのCMOSイメージセンサーでは、各画素が単色の色情報しか持てません。そのため、撮影した時に、各画素はその周辺画素から足りない色情報を集め与えることで色情報を補間して、フルカラー画像を作り出す処理を行っているとのこと。その処理の際、補間した色情報と実際の色情報が異なる場合があり、これが色モアレになるそうです。
K-1の場合、36Mの画素数をRGBGの4つにわけるので、各色が取得するのは「R:9MB」「G:9MB x 2」「B:9MB」

一方、このリアレゾはRGBGのそれぞれで撮影を行ってから1枚に重ねるため、前述のような色情報の補間を行う必要がなくなるという特徴があります。そのため、階調も増し、色モアレも発生しなくなります。
K-1の場合、36Mの画素数をRGBGの4つにわけるので、各色が取得するのは「R:36MB」「G:36MB x 2」「B:36MB」

ただし、通常撮影よりも容量が上がります。JPGでは僅かなものですが、変換前のRAW写真ではおおよそ3倍ほど容量が増していました:(;゙゚'ω゚'): ま、まぁ、今はSDカードも大容量なので、容量に関しては大きな問題ではないかもしれません。どちらかというと容量が大きくなるので、SDカードへの書き込みにやや時間を要すので、次の撮影まで少しばかり待たなければいけないところでしょうか。

あと、位置を固定しないといけないため、三脚を使わないというのは有り得ないことになります。



・・・と、説明してもようわからんと思う(ぉぃ)ので、とりあえず、試してみました。
ぶっちゃけ、私もよくわかっていません(ぉぃぃぃぃぃ

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うちの庭にある松の木の一部を、通常撮影とリアレゾ撮影で撮って比較。
上の方が通常で、下の方がリアレゾになります。



この写真から、拡大縮小は行わずに、400x400にトリミングした画像を以下に用意しました。

pentax_k1_63.jpg pentax_k1_64.jpg

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上の方は、左が通常撮影、右がリアレゾです。下の方はリアレゾ撮影で、オンマウスで通常撮影の方に切り替えるようにしてみました。
リアレゾの方が少し暗くなっていますが、色合いが自然なものに近くなっています。(ぱっと見で見比べた感じではですが)
また、アップで見ると、通常撮影ではもやっとしているのが、リアレゾだと鮮明になっているでしょうか。





位置を固定できれば、単純に高精細な写真を撮ることが出来るのですが、前述したように4枚撮りなのでHDRと同じく、動く物体には弱いと言うのがK-3IIのリアレゾの弱点だったそうです
そこで、K-1で実装されたのが動体補正の有無を設定できること。動体補正をONにすると、動く部分は通常撮影から切り出し、動かないものはリアレゾから切り出して、合成するという撮影方式になります。

pentax_k1_67.jpg pentax_k1_68.jpg

左が動体補正OFFのリアレゾで撮影した場合、右がこちらが動体補正ONのリアレゾで撮影した場合になります。
と撮ってみたものの、右の方はちゃんと動体補正しているか撮った本人もいまいちわかっていません(ぉぃ 動体補正のリアレゾは都会の中の人を撮るのが一番わかりやすいのですが、今のところ素材がないのでこんな感じでーー;





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以上、PENTAX K-1でしたー

まだ、他にアストロレーサーや肌色補正などあるのですが、とりあえず、現時点で用意できた範囲内で書いてみました。
フルサイズと言うことで単純に画質が上がったと言うところがありますが、夜間と言うか暗闇に強くなった部分はかなりあるんでしょうかね。こうなると、今までフラッシュ撮影ができなくて、なくなくISOを上げて撮りにいったガンダムフロント東京とかにリベンジしに行きたくなりますね!

しかし、それ以上に機能が・・・機能が多いんだよ!! 全部使いこなす部分でも、まだまだ勉強ですわ:(;゙゚'ω゚'):
ISOボタン、スマートファンクション、AF MODEは、かなり重宝しそうです。K-50よりは重くなったのは間違いないですが、その分、新たに出来ることが増えたのでこれは喜んでいいかなと思っています。

重さの方はぶっちゃけ、バッテリーパックが届いてからでないとわからないですよね。ただ、WFみたいに一日ずっと撮り続けってことでもない限りは、付属のバッテリーで充分な気もしました。場合に応じて、使い分け出来ればいいかなぁと。重さはまぁ慣れるしかないですし、少なくともめちゃくちゃと言うほど重さは変わってないのは確かなので^^




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